Bluetoothスピーカーの冒険

スマート音響の新時代

Apple HomePod 第2世代は買いなのか?人気のスマートスピーカーと徹底比較

目次

比較概要

スマートスピーカーは、音声で操作できるAIアシスタントを搭載したスピーカーです。音楽や動画の再生、天気やニュースの読み上げ、家電の操作など、さまざまなことができます。しかし、どのスマートスピーカーが自分に合っているのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2023年6月現在発売されているスマートスピーカーの中から、Apple HomePod 第2世代と人気のある2機種を徹底比較してみました。比較するポイントは以下のとおりです。

Apple HomePod 第2世代は、Apple製品やサービスとの連携が強みのスマートスピーカーです。Siriを搭載しており、iPhoneiPadなどを遠隔操作したり、Apple Musicから音楽を流したりすることが可能です。また、高品質なサウンドやデザインも魅力的です。

それでは、Apple HomePod 第2世代と他の2機種との比較表を見てみましょう。

比較表

比較項目 Apple HomePod 第2世代 Amazon Echo (第4世代) Google Nest Audio
イメージ
AIアシスタントの種類と賢さ Siri。音声認識自然言語処理が優れており、Apple製品やサービスとの連携が強い。しかし、対応するサードパーティアプリやスマートホーム機器は限られている。 Alexa。音声認識自然言語処理はSiriに劣るが、対応するサードパーティアプリやスマートホーム機器が豊富で、カスタマイズ性が高い。 Google アシスタント。音声認識自然言語処理はSiriと同等で、Googleのサービスとの連携が強い。対応するサードパーティアプリやスマートホーム機器も多い。
音質と音声認識の精度 高品質なウーファーと5つのツイーターを搭載し、部屋の反射音を読み取って音響を最適化する。空間オーディオにも対応し、臨場感あふれるサウンドを再生する。4つのマイクで音楽再生中でも声をしっかりと拾う。 高性能なウーファーと2つのツイーターを搭載し、部屋の形状に合わせて音響を自動調整する。ドルビーオーディオにも対応し、迫力のあるサウンドを再生する。4つのマイクで音楽再生中でも声をかなりよく拾う。 高性能なウーファーと1つのツイーターを搭載し、部屋の形状に合わせて音響を自動調整する。クリアでバランスの良いサウンドを再生する。3つのマイクで音楽再生中でも声をそこそこよく拾う。
連携機能とスマートホームの構築 AirPlay 2に対応し、iPhoneiPadなどとシームレスに接続できる。HandoffやIntercomなどの便利な機能も利用できる。HomeKitに対応したスマートホーム機器と連携できるが、数は少ない。 AlexaアプリやBluetoothに対応し、iPhoneAndroidなどと接続できる。Echo Showなど他のEchoデバイスとも連携できる。Alexaに対応した多数のスマートホーム機器と連携できる。 Chromecastに対応し、iPhoneAndroidなどと接続できる。Google HomeアプリやGoogleフォトなどGoogleのサービスとも連携できる。Google アシスタントに対応した多数のスマートホーム機器と連携できる。
デザインとサイズ メッシュ生地の円筒形で、高さは168mm、幅は142mm、重さは2.3kg。タッチ面にはバックライトが付いており、音量や再生などの操作ができる。カラーはミッドナイトとホワイトの2色。 球体状で、高さは144mm、幅は144mm、重さは970g。上部にはLEDリングが付いており、音声操作時に光る。カラーはチャコールとグレイシャーホワイトの2色。 長方形の形で、高さは175mm、幅は124mm、重さは1.2kg。上部には4つのLEDが付いており、音声操作時に光る。カラーはチョークとチャコールの2色。 価格とサービス 44,800円(税別)。Apple MusicやApple TV+などのAppleのサービスとの相性が良い。Apple Oneに加入すれば、複数のサービスをお得に利用できる。 9,980円(税別)。Amazon MusicAmazon Prime VideoなどのAmazonのサービスとの相性が良い。Amazon Primeに加入すれば、複数のサービスをお得に利用できる。 12,980円(税別)。YouTube MusicやYouTube PremiumなどのGoogleのサービスとの相性が良い。Google Oneに加入すれば、複数のサービスをお得に利用できる。

比較詳細

HomePod(第2世代)は、Appleの高音質スマートスピーカーです。音楽や動画の再生はもちろん、Siriを使って様々な音声操作ができます。また、Apple製品とシームレスに連携して、Handoffや空間オーディオなどの機能を楽しめます。さらに、温度湿度センサーやMatter対応などでスマートホーム機能も充実しています。

HomePod(第2世代)は、高さ168mm、幅142mm、重さ2.3kgというサイズで、メッシュ生地の円筒形のデザインです。カラーはミッドナイトとホワイトの2色から選べます。タッチ面にはバックライトが付いており、音量や再生などの操作ができます。また、S7チップとU1チップを搭載しており、高速な処理能力とデバイス間の接続性を実現しています。

HomePod(第2世代)は、原音に忠実なサウンドで部屋を満たします。高偏位ウーファーと5つのビームフォーミングツイーターのアレイが、豊かな低音と鮮明な高音を生み出します。また、室内検知機能とコンピュテーショナルオーディオによって、置かれた場所や部屋の形に合わせてサウンドを自動的に調整します。空間オーディオに対応した曲なら、違いはさらに歴然です。

HomePod(第2世代)は、Siriを使って様々な音声操作ができます。音楽やポッドキャストの再生はもちろん、天気やニュースの情報収集、インターネット検索、リマインダーやスケジュール管理、ショッピングなどが話しかけるだけで可能です。また、HomeKitに対応したスマートアクセサリを接続すれば、照明やエアコンなどの家電も音声で操作できます。HomePodはスマートホームのハブとしても大活躍します。

HomePod(第2世代)は、Apple製品とシームレスに連係できます。超広帯域チップ(U1)を搭載しているため、iPhoneiPadを認識して、音楽や通話の引き継ぎなどが双方向でよりスムーズに行えます。外出中にAirPods Proで聴いていた曲は、帰宅後スムーズにHomePodに引き継げます。また、Apple TV 4Kと連係させれば、ドルビーアトモスのオーディオを楽しめます。映画館のような完全なホームシアターを自宅で体験できます。

HomePod(第2世代)は、温度湿度センサーとMatter対応などでスマートホーム機能も充実しています。内蔵されたセンサーが室内の温度や湿度を測って知らせます。部屋の温度が27度になったらブラインドが閉まるようにオートメーションを設定することもできます。Matterに対応しているため、様々なIoT機器と接続できます。互換性を高めて利便性をも高めます。

メリットとデメリット

HomePod(第2世代)は、Appleスマートスピーカーとして高い音質と操作性を備えています。しかし、一方でデメリットもあります。ここでは、HomePod(第2世代)のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

  • 高品質なサウンド再生が可能。5つのビームフォーミングツイーターや、カスタム設計の高偏位ウーファーによって臨場感あふれる原音に忠実な音を再生します 。
  • Siriで様々な音声操作が可能。音楽やポッドキャストの再生はもちろん、天気やニュースの情報収集、インターネット検索、リマインダーやスケジュール管理、ショッピングなどが話しかけるだけで可能です 。
  • Apple製品とシームレスに連係できる。超広帯域チップ(U1)を搭載しているため、iPhoneiPadを認識して、音楽や通話の引き継ぎなどが双方向でよりスムーズに行えます 。また、Apple TV 4Kと連係させれば、ドルビーアトモスのオーディオを楽しめます 。
  • 温度湿度センサー搭載でスマートホーム機能が充実。内蔵されたセンサーが室内の温度や湿度を測って知らせます 。部屋の温度が27度になったらブラインドが閉まるようにオートメーションを設定することもできます。
  • Matter対応で様々なIoT機器と接続できる。Matterに対応しているため、様々なIoT機器と接続できます 。互換性を高めて利便性をも高めます。

デメリット

  • 価格が高い。44,800円という価格は、他のスマートスピーカーと比べても高価な部類に入ります 。
  • カラーバリエーションが少ない。ミッドナイトとホワイトの2色しか選べません 。
  • Apple Music以外の音楽サービスに対応していない。SpotifyAmazon Musicなどの他社の音楽サービスは、Siriで操作することができません 。
  • 日本語対応が遅れている。Siriは日本語でも使えますが、一部の機能は英語圏に先行して提供されています 。
  • プライバシー保護に不安がある。音声操作には便利ですが、常にマイクがオンになっていることで、プライバシー保護に不安を感じる人もいるかもしれません 。

まとめ

HomePod(第2世代)は、Appleスマートスピーカーとして高い音質と操作性を備えています。Apple MusicやAirPlayに対応しており、iPhoneiPadなどのApple製品とシームレスに連係できます。また、Siriで様々な音声操作が可能で、温度湿度センサーやMatter対応などでスマートホーム機能も充実しています。

しかし、一方でデメリットもあります。価格が高いことやカラーバリエーションが少ないことはもちろん、Apple Music以外の音楽サービスに対応していないことや日本語対応が遅れていることなどが挙げられます。また、プライバシー保護に不安を感じる人もいるかもしれません。

では、HomePod(第2世代)は誰におすすめできるのでしょうか?私の意見としては、以下のようなタイプの人にはHomePod(第2世代)がぴったりだと思います。

逆に、以下のようなタイプの人にはHomePod(第2世代)はあまりおすすめできません。

  • SpotifyAmazon Musicなどの他社の音楽サービスをメインで利用している人
  • AndroidWindowsなどの非Apple製品を多く持っている人
  • 価格に敏感な人
  • プライバシー保護に神経質な人

HomePod(第2世代)は、Appleのエコシステムに深く浸かっている人にとっては最高のスマートスピーカーです。しかし、そうでない人にとっては高価で不便なデバイスに感じられるかもしれません。自分の好みやニーズに合わせて選ぶことが大切です。

引用

以下は、今回比較した機種のメーカーサイトのリンクです。