Bluetoothスピーカーの冒険

スマート音響の新時代

ヤマハ WS-B1Aと人気のポータブルBluetoothスピーカーを徹底比較!

目次

比較概要

ポータブルBluetoothスピーカーは、手軽に音楽を楽しめる便利なアイテムです。しかし、サイズや音質、機能などにはそれぞれ違いがあります。どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では、2023年5月に発売されたヤマハのWS-B1Aと、同じくらいの価格帯で人気のあるソニーのSRS-XB13とBOSEのSoundLink Microとを徹底比較してみました。それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

WS-B1Aは、音質やデザインにこだわったポータブルBluetoothスピーカーです。低域の音程感や音の静けさなど、繊細な音のニュアンスまで表現できます。布素材とメタル調素材の組み合わせが上質な雰囲気を醸し出します。

比較表

比較項目 ヤマハ WS-B1A ソニー SRS-XB13 BOSE SoundLink Micro
イメージ
サイズ(幅×高さ×奥行き) 100×100×100 mm 76×76×95 mm 98×98×34 mm
重量 500 g 253 g 290 g
防水・防塵性能 IPX5(防水) IP67(防水・防塵) IPX7(防水)
バッテリー持続時間 最大10時間 最大16時間 最大6時間
出力 10 W 5 W 6 W
スピーカー構成 フルレンジ×1、パッシブラジエータ×2 フルレンジ×1、パッシブラジエータ×1 フルレンジ×1、パッシブラジエータ×2
Bluetoothバージョン 5.0 4.2 4.2
充電時間 約3時間 約4時間 約4時間
付属品 USB Type-Cケーブル、取扱説明書、保証書 USB Type-Cケーブル、ストラップ、取扱説明書、保証書 USB Micro-Bケーブル、取扱説明書、保証書

比較詳細

ヤマハのポータブルBluetoothスピーカー『WS-B1A』は、音質やデザイン、ユーザビリティに至るまで楽器・音響メーカーとしてのこだわりを多数詰め込んだコンパクトサイズのスピーカーです。他の同クラスのスピーカーと比べて、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか?

まず、音質についてですが、『WS-B1A』は、ヤマハがオーディオが追求する「TRUE SOUND」に基づいた、こだわりの音質設計を行っています。アーティストが音楽に込めた想いをありのままに表現し、聴く人の感情を動かす音を目指しています。スピーカー構成は、5.5cmフルレンジ×1とパッシブラジエーター×2で、コンパクトなサイズにも関わらず低域の音程感や音が消えていくときの静けさといった繊細な音のニュアンスまで表現します。出力も10Wと高く、室内でも屋外でも十分な音量で楽しめます。

一方、ソニーの『SRS-XB13』は、5Wの出力とフルレンジ×1とパッシブラジエーター×1のスピーカー構成で、低域に重点を置いた「EXTRA BASS」機能を搭載しています。しかし、低域が強調されることで中高域が埋もれやすくなり、音楽のバランスや細部が損なわれる可能性があります。また、出力も『WS-B1A』より半分以下なので、大きな音量で再生すると歪みやノイズが発生しやすくなります。

BOSEの『SoundLink Micro』は、6Wの出力とフルレンジ×1とパッシブラジエーター×2のスピーカー構成で、BOSE独自の「カスタムマウントトランスデューサー」と「パッシブラジエーター」によって小型ながらも豊かな低音を再生することを謳っています。しかし、再生周波数帯域は80Hz~20kHzと狭く、最低音域や最高音域がカットされてしまいます。また、BOSE製品は高価格帯に属することが多く、コストパフォーマンスに劣るというデメリットもあります。

デザインとサイズについて

『WS-B1A』は、上質な布素材でスピーカーを包んだラウンドフォルムのデザインで、電源ボタンや天面のフレームにメタル調素材を組み合わせています。シンプルでありながらも上質な印象を与えるデザインで、室内のインテリアに自然と溶け込みます。カラーバリエーションもブラック、カーボングレー、ライトグレーの3色から選べるので、お好みやお部屋の雰囲気に合わせてお選びいただけます。

サイズも高さ10.5cm、幅・奥行き8.8cmとコンパクトで、重さも0.49kgと軽量です。充電式のバッテリー駆動で、フル充電時には約12時間の連続再生が可能です。また、専用の充電クレードル『CC-T1A』を使えば、WS-B1Aを置くだけで手軽に充電することができます。これらの特徴により、『WS-B1A』は家の中はもちろん屋外にも気軽に持ち運んで音楽を楽しむことができるスピーカーです。

一方、『SRS-XB13』は、ストラップ付きの円筒形のデザインで、カラーバリエーションはブラック、ブルー、グレーなど6色から選べます。サイズは高さ7.5cm、直径7.4cmと『WS-B1A』よりも小さく、重さも0.25kgと軽いです。しかし、デザインはあまり目立たないもので、インテリアとしての魅力は低いと言えます。また、バッテリー駆動時間は約16時間と長めですが、充電時間も約4時間と長くかかります。

『SoundLink Micro』は、角ばった四角形のデザインで、カラーバリエーションはブラック、ミッドナイトブルー、ブライトオレンジの3色から選べます。サイズは高さ9.83cm、幅9.83cm、奥行き3.48cmと『WS-B1A』よりも薄くて小さいですが、重さは0.29kgとほぼ同じです。また、背面に取り付けられたストラップでバッグや自転車などに固定することができます。しかし、デザインはシンプルすぎて地味であり、インテリアとしての存在感は薄いと言えます。バッテリー駆動時間は約6時間と短く、充電時間も約4時間と長いです。

防水性能について

『WS-B1A』は操作ボタンが配置されている天面にラバー素材を採用し、屋外で使用されることを想定したスマートウォッチと同レベルの防塵・防水性能IP67を備えています。IP67とは、「塵埃が内部に侵入しない」(防塵性能6)、「水深1mの水中に30分間沈めても内部に浸水しない」(防水性能7)という意味です。つまり、『WS-B1A』はキッチンや洗面所などの水回りをはじめ、屋外などに持ち出して雨や水滴を気にすることなく使用できるスピーカーです。

『SRS-XB13』も防塵・防水性能IP67を備えており、『WS-B1A』と同様に水回りや屋外での使用に適しています。ただし、ストラップが付いているため、水に濡れると乾きにくいというデメリットがあります。

『SoundLink Micro』は防塵・防水性能IPX7を備えています。IPX7とは、「水深1mの水中に30分間沈めても内部に浸水しない」(防水性能7)という意味で、防塵性能はありません。つまり、『SoundLink Micro』は水に強いスピーカーですが、ほこりや砂などの細かい物質には弱いと言えます。また、ストラップが付いているため、『SRS-XB13』と同じく水に濡れると乾きにくいというデメリットがあります。

メリットとデメリット

ヤマハのポータブルBluetoothスピーカー『WS-B1A』は、音質やデザイン、ユーザビリティに至るまで楽器・音響メーカーとしてのこだわりを多数詰め込んだコンパクトサイズのスピーカーです。しかし、どんな製品にもメリットとデメリットがあります。ここでは、『WS-B1A』のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

  • ヤマハがオーディオが追求する「TRUE SOUND」に基づいた、こだわりの音質設計で、アーティストの想いや表現のニュアンスまでを余すことなく伝える音を再現します。
  • 上質な布素材でスピーカーを包んだラウンドフォルムのデザインで、室内のインテリアに自然と溶け込みます。カラーバリエーションもブラック、カーボングレー、ライトグレーの3色から選べます。
  • 高さ10.5cm、幅・奥行き8.8cmとコンパクトで、重さも0.49kgと軽量です。充電式のバッテリー駆動で、フル充電時には約12時間の連続再生が可能です。また、専用の充電クレードル『CC-T1A』を使えば、WS-B1Aを置くだけで手軽に充電することができます。
  • 操作ボタンが配置されている天面にラバー素材を採用し、屋外で使用されることを想定したスマートウォッチと同レベルの防塵・防水性能IP67を備えています。キッチンや洗面所などの水回りをはじめ、屋外などに持ち出して雨や水滴を気にすることなく使用できます。
  • 動画やオーディオブックなど、音楽以外のコンテンツも聴きやすい音で楽しめる「クリアボイス」機能が搭載されています。人の声とBGM/効果音を判別して、自動で人の声を聞き取りやすい音で再生してくれます。

デメリット

  • 価格が高めです。オープン価格ですが、店頭参考価格帯は12,770円~13,419円(2023年6月27日現在)です。同クラスのスピーカーと比べると、少し割高に感じるかもしれません。
  • Bluetooth®対応コーデックがSBCのみです。SBCは標準的なコーデックですが、高音質なコーデック(AACやaptXなど)には対応していません。また、マルチペアリングやTWS(True Wireless Stereo)機能もありません。
  • 付属品が少ないです。USBケーブル(1.0m)1本、スタートアップガイド、安全上のご注意しか付属していません。専用充電クレードル『CC-T1A』は別売りです。

まとめ

ヤマハのポータブルBluetoothスピーカー『WS-B1A』は、音質やデザイン、ユーザビリティに至るまで楽器・音響メーカーとしてのこだわりを多数詰め込んだコンパクトサイズのスピーカーです。他の同クラスのスピーカーと比べて、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか?

『WS-B1A』の最大の特徴は、ヤマハがオーディオが追求する「TRUE SOUND」に基づいた、こだわりの音質設計です。アーティストの想いや表現のニュアンスまでを余すことなく伝える音を再現します。また、動画やオーディオブックなど、音楽以外のコンテンツも聴きやすい音で楽しめる「クリアボイス」機能が搭載されています。

『WS-B1A』のもう一つの特徴は、上質な布素材でスピーカーを包んだラウンドフォルムのデザインです。室内のインテリアに自然と溶け込みます。カラーバリエーションもブラック、カーボングレー、ライトグレーの3色から選べます。

『WS-B1A』の利点は、サイズや重さがコンパクトで、充電式のバッテリー駆動で約12時間の連続再生が可能なことです。また、専用の充電クレードル『CC-T1A』を使えば、WS-B1Aを置くだけで手軽に充電することができます。さらに、操作ボタンが配置されている天面にラバー素材を採用し、屋外で使用されることを想定したスマートウォッチと同レベルの防塵・防水性能IP67を備えています。

『WS-B1A』の欠点は、価格が高めであることです。オープン価格ですが、店頭参考価格帯は12,770円~13,419円(2023年6月27日現在)です。同クラスのスピーカーと比べると、少し割高に感じるかもしれません。また、Bluetooth®対応コーデックがSBCのみであることや、付属品が少ないことも欠点と言えます。

以上を踏まえて、『WS-B1A』はどんな人におすすめできるでしょうか?

『WS-B1A』は、音質やデザインにこだわりがある人におすすめです。アーティストの想いや表現のニュアンスまでを余すことなく伝える音を再現する「TRUE SOUND」や、「クリアボイス」機能によって、音楽以外のコンテンツも聴きやすい音で楽しめます。また、上質な布素材でスピーカーを包んだラウンドフォルムのデザインは、室内のインテリアに自然と溶け込みます。カラーバリエーションもブラック、カーボングレー、ライトグレーの3色から選べます。

『WS-B1A』は、屋内だけでなく屋外でも音楽を楽しみたい人におすすめです。サイズや重さがコンパクトで、充電式のバッテリー駆動で約12時間の連続再生が可能です。また、操作ボタンが配置されている天面にラバー素材を採用し、屋外で使用されることを想定したスマートウォッチと同レベルの防塵・防水性能IP67を備えています。キッチンや洗面所などの水回りをはじめ、屋外などに持ち出して雨や水滴を気にすることなく使用できます。

『WS-B1A』は、価格に敏感でない人におすすめです。価格が高めですが、それだけの価値があるスピーカーです。音質やデザイン、ユーザビリティに至るまで楽器・音響メーカーとしてのこだわりを多数詰め込んだコンパクトサイズのスピーカーです。価格以上の満足感を得られるでしょう。

以上の理由から、『WS-B1A』は音質やデザインにこだわりがある人、屋内だけでなく屋外でも音楽を楽しみたい人、価格に敏感でない人におすすめするベストチョイスです。

引用