ANKER Soundcore Motion X600 A3130011は空間オーディオで部屋中に音楽を響かせるポータブルHi-Fiスピーカー

比較概要

Soundcore Motion X600は、Ankerの最上位モデルとして2023年5月に発売されたBluetoothスピーカーです。世界初の空間オーディオに対応し、360度全方向の立体音響を実現しています。また、LDACコーデックによりハイレゾ音源の再生も可能で、50Wのパワフルな出力と幅広い周波数帯で豊かで繊細な音を楽しめます。防水規格IPX7や最大12時間の長時間再生など、屋外でも安心して使える機能も備えています。

この記事では、Soundcore Motion X600と同じような価格帯で人気のあるBluetoothスピーカーと比較してみました。比較機種は以下の2つです。

SONY SRS-XB43：ソニーのエクストラベースシリーズのBluetoothスピーカー。重低音とライブ感あるサウンドが特徴。防水・防塵・耐衝撃性能やライティング機能も搭載。
JBL Charge 5：JBLの人気シリーズのBluetoothスピーカー。迫力あるサウンドと最大20時間の長時間再生が特徴。防水・防塵性能やスマートフォンへの充電機能も搭載。

それでは、Soundcore Motion X600とこれらの機種との違いを見ていきましょう。

比較表

比較項目	Soundcore Motion X600	SONY SRS-XB43	JBL Charge 5
イメージ
価格（税込）	29,800円	29,800円	24,800円
サイズ（W×H×D）	約300×120×110mm	約325×123×117mm	約223×96.5×94mm
重量	約2.6kg	約2.95kg	約0.96kg
スピーカータイプ	ウーファー（L/R）/ツィーター（L/R）/パッシブラジエーター（L/R）	ウーファー（L/R）/ツィーター（L/R）/パッシブラジエーター（L/R）	ウーファー/ツィーター/パッシブラジエーター（L/R）
出力（合計）	50W（25W×2）	不明（推定30W×2）	30W（20W+10W）
防水・防塵性能	IPX7	IP67	IP67
モバイルバッテリー機能	○（USB-A）	○（USB-A）	○（USB-C）
連続再生時間	最大16時間	最大24時間（STAMINAモード時）	最大20時間
充電時間	約4時間（USB-C）	約5時間（USB-C）	約4時間（USB-C）
Bluetoothバージョン	5.0	5.0	5.1
対応コーデック	SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC	SBC/AAC/LDAC	SBC/AAC/QCC5126/Qualcomm aptX Adaptive/Qualcomm TrueWireless Mirroring/Qualcomm cVc Echo Cancelling and Noise Suppression Technology/Qualcomm aptX Voice audio for super wide band voice calls/Qualcomm Kalimba DSP support/Qualcomm BatteryGauge Technology/Qualcomm Bluetooth Low Energy Sensor Framework support/Qualcomm Active Noise Cancelling (ANC) Technology/Qualcomm Adaptive Active Noise Cancellation (ANC) Technology/Qualcomm aptX Adaptive ANC Technology/Qualcomm aptX TWS+ Technology for wire-free earbuds/Qualcomm TrueWireless Stereo Plus Technology for wire-free earbuds/Qualcomm Broadcast Audio Technology for sharing Bluetooth audio with multiple headsets or speakers/Qualcomm Voice Suite for ultra-low power voice UI support/Qualcomm AllPlay Click Software Development Kit (SDK) for smart audio applications/Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneIn for access to over 100,000 radio stations from around the world/Qualcomm AllPlay Music powered by Napster for access to millions of songs, albums, playlists and radio stations from around the world/Qualcomm AllPlay Media Player for playing music from local or cloud sources on AllPlay speakers/Qualcomm AllPlay Playlist for creating and managing playlists across multiple AllPlay speakers/Qualcomm AllPlay Zone for grouping multiple AllPlay speakers into zones for synchronized or individual playback of different music sources/Qualcomm AllPlay Party Mode for playing the same music source on all AllPlay speakers in the home or venue at the same time

比較詳細

Soundcore Motion X600は、空間オーディオに対応したポータブルHi-Fiスピーカーです。空間オーディオとは、音楽や音声の中に含まれる周波数帯を特定し、その周波数帯に最適なドライバーを計算し、5つのドライバーに音を分配することで、360度から音が降り注ぐような立体音響を実現する技術です。部屋全体を包み込むような没入感のあるサウンドを楽しむことができます。また、LDACコーデックに対応しており、ワイヤレス接続でも原音に近いクリアな音楽を再現できます。50Wのパワフルな出力と50Hz-40kHzの幅広い周波数帯に対応しており、低音から高音まで豊かで繊細な音を実現します。

SONY SRS-XB43は、エクストラベース機能とライブサウンドモードを搭載したポータブルスピーカーです。エクストラベース機能とは、低域の音圧を高めることで、迫力ある重低音サウンドを再生する機能です。ライブサウンドモードとは、DSPテクノロジーによって、スピーカーから角度をつけて音が放射されることで、ライブ会場のような臨場感あるサウンドを再生する機能です。また、LDACコーデックに対応しており、ワイヤレス接続でも高音質な音楽を再生できます。IP67の防水・防塵性能と最大24時間の連続再生時間を備えており、屋外でも安心して使えます。

JBL Charge 5は、パッシブラジエーターとレーストラック型ドライバーを搭載したポータブルスピーカーです。パッシブラジエーターとは、スピーカーユニットの振動によって発生する気圧変化を利用して低域の再生能力を高める装置です。レーストラック型ドライバーとは、従来の円形型よりも面積が大きくなったドライバーで、より大きな振幅と出力が得られるものです。これらの技術により、JBL Charge 5はパワフルでクリアなサウンドを実現します。また、IP67の防水・防塵性能と最大20時間の連続再生時間を備えており、屋外でも安心して使えます。さらに、モバイルバッテリー機能も搭載しており、デバイスの充電も可能です。

以上の比較から、Soundcore Motion X600は空間オーディオやハイレゾ音源再生などの先進的な機能を備えたポータブルHi-Fiスピーカーであり、SONY SRS-XB43はエクストラベースやライブサウンドなどの迫力あるサウンドを楽しめるポータブルスピーカーであり、JBL Charge 5はパッシブラジエーターやレーストラック型ドライバーなどの独自の技術を用いたパワフルでクリアなサウンドを提供するポータブルスピーカーであると言えます。それぞれの特徴や用途に応じて、お好みのスピーカーを選んでください。

メリットとデメリット

Soundcore Motion X600のメリット

空間オーディオで音の広がりを感じられる
高音質コーデックLDACでハイレゾ音源に対応
50Wの大出力で迫力あるサウンドを楽しめる
IPX7の防水性能で水回りでも安心
ハンドル付きで持ち運びしやすい
イコライザーで好みの音に調整できる

Soundcore Motion X600のデメリット

AACやaptXなどの一般的なコーデックに対応していない
重量が約2kgと少し重い
起動音が大きい
モバイルバッテリー機能がない

SONY SRS-XB43のメリット

エクストラベースとライブサウンドで重低音と臨場感を味わえる
LDACやAACなどの高音質コーデックに対応
IP67の防水・防塵性能で屋外でも使える
最大24時間の連続再生時間で長時間楽しめる
モバイルバッテリー機能でデバイスの充電ができる
NFCで簡単にペアリングができる

SONY SRS-XB43のデメリット

空間オーディオに対応していない
重量が約3kgとかなり重い
ハンドルがなく持ち運びにくい
AUX入力時にエクストラベースやライブサウンドが使えない

JBL Charge 5のメリット

パッシブラジエーターとレーストラック型ドライバーでパワフルでクリアなサウンドを実現
AACやSBCなどの一般的なコーデックに対応
IP67の防水・防塵性能で屋外でも使える
モバイルバッテリー機能でデバイスの充電ができる
JBL PartyBoost機能で他のJBLスピーカーと連携ができる
軽量で持ち運びしやすい

JBL Charge 5のデメリット

空間オーディオに対応していない
NFCやLDACなどの高音質コーデックに対応していない
AUX入力時に音量調整ができない

まとめ

Soundcore Motion X600、SONY SRS-XB43、JBL Charge 5は、それぞれ異なる特徴を持ったポータブルスピーカーです。どれも高品質なサウンドを提供してくれますが、音の広がりや重低音、機能性や携帯性などに違いがあります。以下にそれぞれの特徴をまとめました。

製品名	特徴
Soundcore Motion X600	空間オーディオで音の広がりを感じられる高音質コーデックLDACでハイレゾ音源に対応 50Wの大出力で迫力あるサウンドを楽しめる IPX7の防水性能で水回りでも安心ハンドル付きで持ち運びしやすいイコライザーで好みの音に調整できる
SONY SRS-XB43	エクストラベースとライブサウンドで重低音と臨場感を味わえる LDACやAACなどの高音質コーデックに対応 IP67の防水・防塵性能で屋外でも使える最大24時間の連続再生時間で長時間楽しめるモバイルバッテリー機能でデバイスの充電ができる NFCで簡単にペアリングができる
JBL Charge 5	パッシブラジエーターとレーストラック型ドライバーでパワフルでクリアなサウンドを実現 AACやSBCなどの一般的なコーデックに対応 IP67の防水・防塵性能で屋外でも使えるモバイルバッテリー機能でデバイスの充電ができる JBL PartyBoost機能で他のJBLスピーカーと連携ができる軽量で持ち運びしやすい

この中からおすすめするベストチョイスは、Soundcore Motion X600です。空間オーディオに対応していることが最大の魅力で、部屋全体を包み込むような立体音響を楽しむことができます。また、高音質コーデックLDACにも対応しており、ワイヤレス接続でも原音に近いクリアな音楽を再生できます。50Wの大出力も魅力的で、低音から高音まで豊かで繊細な音を実現します。IPX7の防水性能も嬉しいポイントです。価格も19,990円と手頃です。

Soundcore Motion X600は、空間オーディオやハイレゾ音源再生などの先進的な機能を備えたポータブルHi-Fiスピーカーです。部屋やリビングで音楽を楽しみたい方や、高品質なサウンドにこだわりたい方におすすめです。